マレー系の食堂なら必ず目にするNasi Campur。ナシ=ご飯、チャンプル=ミックス、ご飯をお皿によそってもらって、自分で好きなおかずを乗せていくシステムです。食堂に入っても注文する料理名がわからないから、まずは実物を見て選べるこのNasi Campurに挑戦する方も多いはず。
でも、これって取る量も人によってまちまちだし、それぞれのおかずの値段なんて書いてないし…一体どうやって代金を計算しているの??と疑問に思うことでしょう。
一応料金は決まっているのです。といっても、肉、魚系1品いくら、野菜系一品いくらというような品数によるアバウトなもので、取る量はちょびっとでも多めによそっても値段は同じ。ただしフライドチキンやチキンカレー、焼き魚など肉の固まりがメインのものはかたまりごとに一ついくらで料金が加算されます。ちなみに料理の汁だけご飯に掛けて、具を取らなければ通常一品にはカウントされません。だいたいの相場は3品選んでRM4~5程度。
旅行者の方はビュッフェの感覚でついついすべてのおかずをちょっとずつ盛り合わせてしまうようですが、それだと割高になります(といっても元々の値段が安いので気にならないかもしれませんが)。品数を抑えてその分たっぷり取ったほうが経済的です。
一通りおかずを取った後にレジで見せてお勘定する店。取って席に着いて食べ始めるとお店の人がお皿を覗き込んで計算して値段のメモをテーブルにおいて行く店。食べ終わった後に取った品数自己申告でお勘定をする店など、お勘定の方法もお店によっていろいろ。
一方、中華系の食堂でも同じようなスタイル(経済飯)が見られます。ただマレー系の食堂と違うのは、中華系食堂の場合、自分で盛りつけるのではなく「これとこれとこれ」と欲しいおかずを指して、お店の人が適量を盛り合わせてサーブしてくれるところが多いです。
ナシチャンプルは地元の人たちのお昼ご飯の定番スタイル。ホテルのレストランやフードコートもいいけれど、ローカル食堂体験も楽しんでみてくださいね。