twitterでも触れましたが、サバ州漁業局(Jabatan Perikanan Sabah)より3/15付で赤潮警報が出ています。
コタキナバル沿岸で現在赤潮が発生しており、赤潮に含まれる有毒プランクトンを補食した貝類に毒が蓄積され、それらを人間が食べることによって下痢などの中毒症状を起こす危険性があるそうです。
貝毒についての詳しい説明はこちら→Wikipedia
漁業局からは貝類と同様にイワシ、ムロアジなどの近海魚も避けるよう注意勧告がでています。それ以外の魚、エビ、カニ、イカなどについては安全だそうですが、念のためワタ(内臓)は食べないほうが好ましいとのことです。
コタキナバルのシーフードレストランでは、牡蠣、ムール貝、ホタテ、赤貝、マテ貝、ミル貝などいろいろな貝料理が楽しめます。貝の種類や取れた場所によっては安全なものもありますが、一般の方には区別がつかないと思いますので、しばらくは貝類の注文を控えた方が無難かと思います。
ちなみに既にここ数日の間に、知らずに貝を食べちゃったよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、貝毒の症状は基本的に食後30分~4時間以内に現れるそうなので、それ以降で何もないようなら安心してよろしいかと。赤潮が収まれば貝の中の毒は徐々に排出されて1ヶ月(〜貝の種類によっては数ヶ月)後にはまた貝類を食べられるようになります。
ちなみに赤潮の時期は、ムンカボン川での蛍鑑賞中に発光プランクトンの夜光虫が見られる確率が高くなります。水の中できらきら光ってすっごく綺麗な夜光虫。貝が食べられないのは残念だけど夜光虫が見られるチャンスなので、この時期来られる方にはムンカボン川の蛍ツアーはぜひともおすすめです。