ワンタンミー(雲呑麺)とワッタンミー(滑蛋麺)

IMG_4933

日本で売られているマレーシアのガイドブックの情報はまだまだ西マレーシアの情報ばかりで、ボルネオの情報が少ないです。食べ物にしてもマレーシア料理として紹介されているものの多くが西マレーシアの料理なので中にはこちらではほとんど見かけない料理もあったり、その逆でこちらではメジャーなのに、西マレーシアにはない料理があったり。同じマレーシアでも食の地域差は大きいです。

たまにお客様から「昨日フードコートでワンタン麺を注文したら、全然ワンタンじゃないあんかけ麺が出て来たんですけど、なんでですかねぇ??」という話を聞きます。

それもそのはず、マレーシアのガイドブックなどで必ず載っている「WANTAN MEE ワンタンミー(雲呑麺)」はここコタキナバルではあまりメジャーなメニューではないのです。そして紛らわしいことに「WATTAN MEE ワッタンミー(滑蛋麺)」という別のメニューが広く普及しています。ワッタンミーとは溶き卵入りのあんかけ焼きそば。「ワッタンホー(滑蛋河)」だと同じ味付けの麺がクイティァオ(平たくて白いお米の麺です)バージョンになります(写真)。これはこれで美味しいのですが、思ってたのと違う料理が出てきてびっくりしないようご注意ください。

ちなみに、半島マレーシアでドライワンタンミーと呼ばれているワンタンミーのスープと麺が別に出てくる料理は、こちらサバ州ではコンローミー(干撈麺)と呼ばれています。

タイトルとURLをコピーしました