青いごはん!「ターメリックカフェ」でナシクラブ

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マレーシア料理にはナシクラブという青い花で色付けしたご飯を使った料理があります。

Nasiはご飯、Kerabuは生野菜やサラダという意味で、青いご飯にキャベツやもやし、インゲンなどの野菜、トーチジンジャーの花びら、ココナッツフレークを炒ったもの、唐辛子や玉ねぎのサンバルソース、茹でた塩漬け卵、お魚のせんべいや肉料理などをトッピングして食べます。青いご飯自体は一緒に炊くコブミカンの葉やレモングラスの香りがほんのりする程度で特に味は付いていません。

このナシクラブは西マレーシアのクランタン発祥の料理なので、以前はコタキナバルではあまりメジャーではなく、ラマダンバザールの屋台で売られている程度でした。

今回ご紹介する「ターメリック・カフェ」のオーナーのゲイリーさんは西マレーシアの出身。3年前に夫婦でこのナシクラブのお弁当(上写真)のデリバリー販売を始めた頃からコタキナバルでナシクラブ人気にじわじわと火がつき、まずは自宅でナシクラブのレストランを開業。さらに人気が出て、コタキナバル郊外クパヤン地区に「アンクルゲイリーレシピ」(2月末よりシティモールに移転予定)、2号店としてより街に近いリカス地区にこの「ターメリック・カフェ」をオープンしました。

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こちらがターメリックカフェ。リカスのゴルフ練習場(Likas Driving Range)の2階で眺めは抜群。

ターメリックカフェではナシクラブだけでなく名前の通りターメリック(ウコン)を使ったメニューにも力を入れており、ナシクラブのご飯もバタフライピーの花で色付けした青いご飯、ウコンで色付けした黄色いご飯、またはその2色のミックスを選べます。

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ナシクラブのセットにはバタフライピーの花とレモン果汁を混ぜた紫色のジュース、バタフライピーを使ったもち米のデザートが付いてきます。

付け合わせのおかずも香ばしく焼いたチキン(アヤムペニェ)、ビーフ、魚、イカ、などから選べますが、
おすすめはチキンのアヤムペニェ。皮はパリッ、中身はジューシーに焼き上げられたもも肉が食欲を誘います。

ナシクラブ単品もありますが単品だとお肉などの付け合わせがミニサイズになるので、セットの方がお得。

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ゲイリーさんのナシクラブはナシクラブの隠し味であるブドゥと呼ばれる魚醤を使っておらず、サンバルもあまり辛くないので、万人ウケする食べやすい味付けのナシクラブだと思います。

(クランタン風の生野菜たっぷりでトーチジンジャーやブドゥの効いた正統派ナシクラブが食べたい方には郊外のスレイマンセントラルにあるPokdi Kalateという食堂がおすすめです。が、そちらはコタキナバルの市街地からは車で30分ほど離れています。)

2号店の「ターメリック・カフェ」はKKウエットランドセンターやリカススポーツコンプレックスの近くで、コタキナバル中心部から車で10分。市立モスク見学のついでにタクシーで立ち寄るのがおすすめです。

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■ Turmeric Cafe
アクセス:コタキナバル中心部から車で10〜15分
営業時間:9:30〜21:30 定休日なし 中国正月も休まず営業

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