コタキナバルの街から西に車で15分ほどの場所にあるタンジュンアルビーチ。西向きの海岸が続いているので夕焼け鑑賞スポットとしても知られています。
マレー語でタンジュンは岬、アルは松という意味で,ビーチにはカジュアリーナと呼ばれる松に似た木(実際は松ではなくモクマオウの仲間)が沢山生えていて、樹上にホーンビルやコオオハナインコモドキなどの珍しい鳥が生息していることもバードウォッチャーの間では有名。
岬の先端にはコタキナバルで一番老舗の5つ星リゾート「シャングリラ・タンジュンアルリゾート」。リゾート側から順番にファーストビーチ、セカンドビーチ、サードビーチと続いています。
ファーストビーチ
- タンジュンアルフードコート ※リカス湾に移転しました。
マレー料理(ナシゴレン、ミーゴレン等)、シーフード、手羽先、サテー、フルーツジュース&ABC(かき氷)、焼きとうもろこし、茹でピーナッツ、クロポッレコー(魚のすり身の揚げ物)、子供向けの風船やおもちゃなどの屋台が出ています。 - シーフードレストラン (閉店)
- バー (閉店)
- ファストフード店SugarBun (閉店)
セカンドビーチ
- プリンスフィリップパーク(公園)
サードビーチ
- ウィンドベルシーフードレストラン(スチームボート)※移転しました
※2018年現在、開発計画のためタンジュンアルビーチの施設は全て閉鎖となっています。
一番賑わっていて観光客が訪れるのは1st beachです。
どのビーチも非常に遠浅なので泳ぐのには向きません。ファミリーでピクニックやキャンプをしたり、カップルで夕日を眺めたり、誰でも自由に利用できる公共のビーチとしてコタキナバル市民の憩いの場になっています。
あまり知られていませんがこのビーチ、明け方や夕暮れの時間帯には砂浜の上に薄く張った水面に鏡のように空が反射してとても美しい光景が見られます。
まるでボリビアの有名なウユニ塩湖のよう。
こんな素晴らしいタンジュンアルビーチですが、現在このビーチの一部を埋め立てて、さらにリゾートホテルやゴルフ場を作るという計画も出ており、コタキナバル市民から反対の声が上がっています。どうかこの絶景をいつまでも変わらずに見られますように…。
※2017年、開発計画のためタンジュンアルビーチの施設は全て取り壊しとなりました。