マレーシアの新航空会社「ラヤニ・エア」コタキナバル就航!

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※2016年4月現在、こちらの航空会社は運行停止中です。

今月マレーシアからまた新しいエアラインが誕生しました。その名もRayani Air(ラヤニ・エア)。名前の由来は創始者夫妻のRaviさんとKaethiyaniさん(上写真中央)のお二人から。イメージカラーはグリーン&ネイビーです。

12月20日にクアラルンプールーランカウイ、クアラルンプールーコタバルの2路線で運行スタート。コタキナバル路線も就航予定と発表されていたものの具体的な運行開始時期は明らかにされていなかったのですが、本日正式にクアラルンプールーコタキナバルークチン間の就航が発表され、オンライン予約の受付も始まりました。

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それによるとクアラルンプールーコタキナバル線の運行は来年2/1から。コタキナバルークチン線は2/9から。1/6までの就航プロモ料金はクアラルンプールーコタキナバル間は片道99リンギット、コタキナバルークチン間が片道61リンギット。

ちなみにこのラヤニエア、マレーシア初、世界でも4番目のシャリーア準拠エアラインというのが売り。と言われても日本人にはなかなかピンと来ないでしょうが、イスラム法に則った航空会社ということ。具体的には…

・イスラム教徒の女性客室乗務員はヒジャブ着用。非イスラム教徒の女性乗務員も華美な化粧や髪型は避ける

・機内食は全てハラル準拠。当然アルコールの提供はなし

・フライト前にお祈りあり

もちろん乗客は宗教関係なく利用可能ですが、客室内にお酒を持ち込んで飲まないなどのイスラム教徒への配慮は必要です。

正直イスラム教徒でない限りシャリーアエアラインであること自体には特にメリットは感じられないかもしれません。でも実はこれまでマレーシアの各航空会社では意外にも女性CAの客室内でのヒジャブ着用が認められていなかったので「マレーシアでCAとして働きたい。でも人前でヒジャブは取りたくない」というムスリム女子にとっての道ができたのは良いことだと思います。

それとは別に、

・予約の日付変更が手数料なし差額のみで可能。

・機内預け荷物20kg(ビジネスクラスは40kg)までOK

・飲み物とスナックのサービス付き(ジュース+ピーナッツ+マフィン)

・他社より広めのシートピッチ

というのがこの航空会社のメリット。

LCCターミナルのKLIA2利用で公式サイトにはLow Cost Carrierと書かれている一方で、新聞などでは幹部が「我々はLCCではなくフルサービスキャリアだ」という発言をしており、どっちなのかはっきりしていませんが、フルサービスでローコストにしてくれるならな大いに結構。

現在は所有機2機のみで路線も限られていますが、将来的には国内路線をさらに増やし、メッカ巡礼用の国際線への拡大も視野に入れているとのこと。

2016年4月追記)
就航から4ヶ月経ったラヤニエアですが、早くも遅延や欠航、運行管理上の問題が続き、4/11より3か月の運行停止に!3ヶ月後に果たしてきちんと運行が再開されるのかは微妙です。ラヤニエア側で代替チケットを用意してくれるわけではないので、この間の航空券を予約済みの方は他社のチケットを再購入する必要があります。他にクアラルンプールーコタキナバル間を運行しているエアアジアが4/27まで、マレーシア航空とマリンドエアが4/30まで限定で、7/31までのラヤニ航空を予約したお客さんに代替便を特別価格で提供していますので、該当される方はお早めに手続きを!

Rayani Air
掲載写真はRayani Air Facebook Pageより。

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