マレーシア、先日の首相会見で「回復のための活動制限令(RMCO)」が12月31日まで延長され、少なくとも今年いっぱいは外国人のマレーシア入国がむずかしい見通しです。
一方で、永住者、マレーシア人の配偶者と子供、就労ビザ、MM2H、学生ビザなどの長期滞在パス保持者は、条件を満たせば外国人でも海外からの入国が認められています。(ビザ種別によって許可条件や手続きが異なるので入国許可申請手続きについてはここでは割愛します。)
マレーシア入国者は到着後14日間のホテル隔離が義務付けられていますが、クアラルンプール国際空港(KLIA)から直接ホテルへ連れて行かれる西マレーシア帰国者と違い、東マレーシア(サバ州、サラワク州、ラブアン連邦直轄区)に帰国する人は、KLIAで検査を受けたのち国内線に乗り継いで東マレーシアでホテル隔離を受けることになっています。
※2021年10月現在、ホテル隔離は入国空港のある地域のホテルで隔離を受けることとなっているため、コタキナバルではなくクアラルンプールのホテルでの隔離になります。(スタンダードクラスは当日ホテル割り当て。プレミアムクラスの場合は料金プラスでホテル選択可能)。マレーシアに自宅のあるワクチン接種完了者は事前申請により自宅隔離も認められています。隔離ルールはちょくちょく変わりますので、ご出発前には最新の情報ご確認ください。
私も近々コタキナバルに戻る予定ですが、東マレーシアへの乗り継ぎや隔離に関する情報が極端に少ないので、Facebookの隔離支援グループに寄せられていた情報から東マレーシア(主にコタキナバル)に関するものを抜粋して日本語でまとめてみました。
入国ルールや隔離ルールは急に変更になることもあります。また人や時期によって全く違う対応を受けることもありますので、あくまで8月に帰国された方々の各個人の経験に基づく情報として参考にされてください。
KLIAでの乗り継ぎについて
・西マレーシア各空港への乗り継ぎは不可。東マレーシアへの乗り継ぎは到着後24時間以内のフライトであること。
・乗り継ぎ待機中に空港の外に出るのは不可。
・トランジットホテル(Sama Sama Express、要予約)の利用は可。
・KLIA到着後、乗客はトランジット組とKL隔離組に分けられる
・検査の結果がもらえるまでは大体1時間程度。現状KLIAでの乗り継ぎ時間は最低でも4時間、できれば長めに見ておいた方が良い。
・KLIA2発のエアアジアへの乗り継ぎも可能
・検査&入国手続き終了後、KLIA2乗り継ぎ組、トランジットホテル組の移動は警察が取りまとめて先導。
・国内線チェックイン時にサバ州帰国者はこちらのフォーム入力
サバ州到着後
・コタキナバル空港到着後、ビザや書類の確認、体調確認ののちホテルへ移送。
・隔離ホテルは選択不可のはずだが、キャピタルホテル、モナコブティックホテル、ラッキー11(OYO)のどのホテルがいいか希望を聞かれた。
・隔離日数のカウントは隔離ホテルにチェックインした日から。乗り継ぎや国内線移動の時間は含めない。
・KLIAでの抗原検査は有料だったが、サバ州で隔離中の検査は無料だった。
キャピタルホテル隔離者の声
・総じて満足
・スタッフの対応が良い
・部屋は快適
・食事はハラルかノンハラルかを選べた
・食事は改善の余地あり
隔離費用 RM2100
モナコブティックホテル隔離者の声
・最高とは言えないが最低でもない
隔離費用 RM2100
OYO(ラッキー11)ホテル隔離者の声
・部屋は快適
隔離費用 情報なし
(客室写真は各ホテルの公式サイトより)
KLでの隔離を選択することも可能
ここまで東マレーシアでの隔離についてまとめてきましたが、実は東マレーシアに帰国する人でもKLでホテル隔離を受けることは可能のようです。
24時間以内の東マレーシアへの乗り継ぎチケットを購入していない場合は自動的に西マレーシアでの隔離扱いになり、KLで14日隔離を完了した人はその後隔離なしでサバ州に入れています。(どのビザでもいけるのかやサラワク州のケースについては不明)
コタキナバルの隔離ホテルは2〜3つ星クラスの3ホテルのみ。KLなら隔離ホテルの数が多く、コタキナバルで隔離を受けるより良いホテルに当たる可能性もあるので、KL隔離を選択するのも一つの手かもしれません。
※2021年10月現在、ホテル隔離は入国空港のある地域のホテルで隔離を受けることとなっているため、コタキナバルではなくクアラルンプールのホテルでの隔離になります。(スタンダードクラスは当日ホテル割り当て。プレミアムクラスの場合は料金プラスでホテル選択可能)。マレーシアに自宅のあるワクチン接種完了者は事前申請により自宅隔離も認められています。隔離ルールはちょくちょく変わりますので、ご出発前には最新の情報ご確認ください。