サンダカンの定番観光スポット、セピロックオランウータンリハビリテーションセンターは、住処を失ったり怪我を負って森で暮らせなくなったオランウータンたちを森に返すまでのリハビリを行なっている施設です。一日2回の食事の時間を一般客に公開しており、オランウータンに会える場所として人気があります。
サンダカン発の見学ツアーも組まれていますし、スカウなどキナバタンガン方面のツアーを申し込むと、ここの見学もセットになっていることがほとんどです。セピロックエリアの宿に泊まっていれば歩いて行けます。
ここでは個人で行くにあたっての注意点をまとめておきます。
まず基本的なことですが、たまに誤解されている方がいるので一応書いておくと、ここではオランウータンには触れません。あくまで、野生に戻すことが目的です。オランウータンと人間は遺伝子が近く、お互いの病気をうつし合ってしまう可能性もあるので、オーストラリアのコアラなどと違って、オランウータンの赤ちゃんを抱っこしたり触ったりできる施設はボルネオにはありません。万が一施設内の森を散策中にオランウータンに遭遇しても触ったり近づきすぎないよう、距離をとって観察して下さい。
センターの営業時間は9時~16時ですが、食事の時間は一日2回、10時~と15時~の1時間弱程度。食事タイム以外の中途半端な時間にいってもオランウータンには会えません。 その前にビデオ上映もあるので、9時半または14時半までにセンターに着くように向かいましょう。
行き方としては効率を考えるとタクシーチャーターがおすすめです。タクシーだと片道30~40分程度、往復チャーターでRM100程度です。見学中運転手さんたちは駐車場脇の食堂でお茶しながら待っててくれます。一人旅やバックパッカーさんなど安く上げたい場合はバスで行くことも可能ですが、運行時間など決まっておらず、セピロックまで行くバスは少ないため(街のバス乗り場から出る14番バスのみ。それ以外のバスは大通り沿いの最寄りの交差点で降りてそこから20分程度歩くことになります)時間がたっぷりある方向けです。
オランウータン見学のため森に入る際には荷物はビデオ上映ホール横の無料ロッカーに預けて下さい。知らずにそのまま持っていくと、チケットチェックのところで注意されてまた入口まで戻るはめになります。おやつなどの食べ物はもちろんのこと、ペットボトルのお水、虫除けスプレー、日焼け止めなども持ち込めないのでご注意を。
園内はボードウォークが張り巡らされていて、その上を歩いて見学台まで向かうので、足元はトレッキングシューズじゃなくサンダルでも大丈夫です。ボードウォークを散策しているとリスやサイチョウ、ヘビ、ブタオザルなどに遭遇することもあるので、まわりの森をじっくり観察しながら散策を楽しんで下さいね。
入場料 大人RM30 子供RM15
カメラ持ち込み料(撮影するのであれば携帯やスマホのカメラも)一台につきRM10