世界で10本の指に入るといわれる有名ダイビングスポット、シパダン島。ボルネオの東海岸に位置するこの島では深さ600mのドロップオフに沿って、珊瑚が咲き乱れ大物の群れが遊泳しています。コタキナバルからは飛行機、車、ボートと乗り継いで移動に半日かかりますが、それでもダイバーであれば誰もが一度は訪れたい場所。
しかしながら、シパダン島は現在生態系保全のため島でのダイビング客の宿泊は出来ず、マブールやカパライなどの近隣の島の宿泊施設に泊まるか、センポルナから日帰りで潜りに行く形になっています。
せっかくだから近くの美しい島に泊まりたい、でもマブールの宿はリゾートばかりで予算的にちょっと…という方へ。マブールにも一泊RM100前後で泊まれるバックパッカー向けの宿があるのです。しかも2軒。
まず一つ目は「アンクル・チャン シパダン・マブール・ダイブロッジ」
リゾートが立ち並ぶエリアとはちょっと離れたマブール村の中に、まるで水上家屋のようなおもむきで建っているロッジ、それがマブールのバックパッカー向けダイビングサービスの草分け、アンクルチャンです。リゾートのような快適な水上コテージはないけれど、村の生活の様子も垣間みれて、リゾートにはない面白さがあります。昼はデッキでごろごろして世界各地から集まるダイバーたちとお喋りしたり、夜はスタッフたちの即席バンドの音楽をBGMにみんなで飲みかわしたり。島にあるガラクタを組み合わせて造ったこのバンドの手作りドラムは必見です。ドミなら一泊RM75〜。
■Ancle chang Sipadan Mabul Lodge
HP
もう一軒は「スクーバジャンキー」
http://scuba-junkie.com/
マブール島にあるロッジはドミトリーなら一泊RM110〜。
センポルナの街にもゲストハウスを持っていて、そちらは一泊RM25〜。センポルナ泊と組み合わせて予定を立てたい方におすすめです。アンクルチャンより設備は新しめ。
■ Scuba Junkie HP
いずれもタワウ空港からの送迎やダイビング料金は別料金ですが、それらを足してもリゾート泊よりずっと安上がりです。リゾートの高級感は求めない、島に泊まってダイビングさえ出来ればいい!他のダイバーと交流したい!という方はぜひ選択肢に入れてみては。シパダンで潜るには宿に頼んで公園局のシパダン入島許可証を取ってもらう必要があるので、事前予約は必須です。