キナバル登山、登頂コース再開&新登山料金

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昨日12/1、エアアジアの空港第1ターミナルへのお引越しと並んでこちらで大きな出来事だったのが、キナバル登山登頂再開のニュース。

6/5の地震で山頂付近の登山道が大きなダメージを受けて以来復旧作業が続けられ、9/1から7号目の山小屋ラバンラタまでの登山受け入れが再開。そしてついに、ラバンラタから上の登山道も復旧し、昨日12/1からまた山頂まで登れるようになりました。

再開といっても地震被害の影響を受けて幾つか変更点もあり、料金も以前と変わります。それらの変更点をまとめておきます。

再開後の変更点など

・以前は一日最大192人までの受け入れだったのが、再開後は一日120名までに制限されました。

・今回再開された登頂コースは以前の登頂道をベースにした「ラナウ・トレイル」。危険な箇所を迂回するため以前より100mほどコースが長くなり、これまでロープを頼りに登っていた岩場エリアの急傾斜部に木の階段が設置されました。

・現在もう一本の登頂コース「コタブル・トレイル」も準備中でこちらは来年中の完成になります。

・以前使われていたもうひとつの登山口「マシラウトレイル」は閉鎖のままです。

・装備をつけて絶壁を下る下山コース「ヴィアフェラータ」は来年再開の予定です。

・山岳救助隊がパトロール配備されるようになりました。

・これまで6人までにつき一人の登山ガイドをつける義務だったのが、大人5人までに一人、加えて15歳以下の子供がいる場合は子供ひとりまたはふたりにつき一人のガイドをつけることが義務づけられました。

・ガイド料金、ポーター料金など一部料金が値上がりしました。今回の地震の際にガイドたちが負傷者を背負って懸命の搬送や救助に当たったこともあり、登山ガイドの重要性や安全対策が見直されての改定です。

再開後の新登山料金

以下登山にかかる改定後の外国人向け料金です。

・公園入園料 大人ひとりRM15、17歳以下RM10 ※変更なし

・登山許可料  大人ひとりRM200、17歳以下RM80

・登山ガイド料 ガイドひとりにつきRM230
(16歳以上の登山者1〜5名に対し登山ガイドひとり、別途15歳以下1〜2名に対し登山ガイドひとりの同行が必要)

・ポーター料(希望者のみ)
ティンポホンゲート〜ラバンラタまでの場合 10kgまで片道RM65
ティンポホンゲート〜サヤッサヤッ・チェックポイントまでの場合 10kgまで片道RM75
ティンポホンゲート〜頂上までの場合:10kgまで片道RM80

・公園本部ー登山口間の移動車の料金(人数に応じて片道4.50~17リンギット)※変更なし

※変更なしの項目については2015年12月現在は以前のままですが、2016年1月以降は値上がりの可能性もあり未発表となっています。

以上は公園局管轄の料金。山小屋の宿泊(食事込)についてはステラサンクチュアリへの予約となり、12月以降の料金は以下のとおり。

1日目公園ドミトリー(相部屋)泊、2日目ラバンラタ(相部屋)泊の場合:ひとりRM974
1日目公園ロッジ(個室)泊、2日目ラバンラタ(相部屋)泊の場合:ひとりRM1190
(いずれも2泊3日、7食込み)

以上、個人手配の場合の料金です。キナバル公園までの送迎や手続き、添乗員なども込みのツアーの方が楽チンですが、ツアーの場合は料金が異なりますので、キナバル登山パッケージを扱う各代理店にご確認ください。

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