コタキナバルへの行き方 2022年7月版

新型コロナウイルス感染症の流行が始まって約2年半。各国ともようやく状況が落ち着いてきて、旅行者にも国境が開かれつつあります。

マレーシアも観光客の受け入れを再開し、そろそろ旅行を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身も今月コタキナバルに一旦戻るので、その準備も兼ねて現在の日本⇄コタキナバルの行き来に必要な入国やフライトの情報をまとめてみました。

マレーシアへの渡航条件

ワクチン接種済み(18歳から59歳の場合は2回以上、60歳以上の場合は3回以上、17歳以下は未接種でも可)の場合と、そうでない場合とで入国条件が異なります。

ワクチン接種済みの場合は検査も隔離も不要

接種未完了の場合は、渡航前の陰性証明取得、入国日から5日間のホテルまたは自宅隔離、入国後24時間以内と4日目の検査が必要です。

いずれの場合も渡航前にMySejahtera(マイスジャテラ)アプリをスマホにダウンロードして登録し、アプリからトラベラーズカードの申請をする必要があります。

MySejahtera

MySejahtera
開発元:GOVERNMENT OF MALAYSIA

内容は名前、国籍、パスポート番号など、以前の紙の入国カードと似たような内容です。出発・入国日を入力する欄があるのですが、1週間先の日付までしか選べないので、この申請作業を行えるのは入国1週間前からのようです。

ワクチン接種証明は、接種した自治体で紙の英文証明書を発行してもらうか、厚生労働省の接種証明アプリで取得したQRコードをMySejahteraのホーム>Traveller>Overseas Vacconation Detailsからアップロードして、Mysejahteraの接種履歴画面に反映してもらいます。私の時は申請から反映されるまで12日かかったので、こちらの準備はお早めにどうぞ。

それから、意外と盲点ですが、コロナ以前からのマレーシア入国条件=「パスポートの残存期限6ヶ月以上」「永住者や長期滞在ビザ保持者以外は入国時に復路航空券も必要」も継続中です。こちらもお忘れなく。

日本への帰国条件

マレーシアから日本への帰国の場合、ワクチン接種の有無に関わらず空港での検査や帰国後の隔離はありません。そのかわり出発72時間前以降に現地でPCR検査を受けて陰性証明を用意する必要があります。

この陰性証明ですが、厚生労働省指定のフォーマットで発行してもらわないといけないので、事前に厚生労働省のサイトをしっかりチェックしておきましょう。

コタキナバルで日本帰国用のPCR検査が可能なクリニックは

Medisinar Klinik & Surgeri(コタキナバル空港内)
Permai Polyclinic(スリアサバ近く)

などがあり、JTBHISでは検査予約代行パッケージも販売されています。

出国前に↓こちらのMySOSアプリに検疫手続きの事前登録をしておくと、「ファストトラック」が適用されて日本の空港についてからの手続きが大幅に短縮されるそうなので、ぜひご登録を!

MySOS

MySOS
開発元:Allm Inc.

コタキナバル行きフライトの選択肢

成田〜コタキナバル直行便はまだ運休中で、現在日本からの直行便はありません。現時点で候補となる日本⇄コタキナバルのルートは…

・成田/関空〜クアラルンプール〜コタキナバル

第三国経由に比べると乗り継ぎのリスクが低めな王道ルート。
現在、成田〜クアラルンプール間はマレーシア航空、日本航空、全日空が飛んでいます。
関空〜クアラルンプール間はマレーシア航空のみです。

エアアジアXは9/2から羽田〜クアラルンプール路線、10/4から関空〜クアラルンプール路線、12/2から新千歳〜クアラルンプール路線をいずれも週2便で再開予定(あくまで予定なのでフライトキャンセルの可能性も有り)。

マレーシア航空も8/14から週2便で羽田〜クアラルンプールに就航予定なので、成田空港以外からのアクセスも徐々に便利になりそうです。

・成田/関空/福岡〜シンガポール〜コタキナバル

比較的早い時期から運行を再開していたシンガポール航空。関空や福岡空港を利用する方によく利用されている乗り継ぎルートです。日本〜シンガポール間はシンガポール航空、シンガポール〜コタキナバルはシルクエアーでの乗り継ぎになります。

・成田/関空/福岡〜ソウル(仁川)〜コタキナバル

韓国のLCCジンエアーは成田、関空、福岡〜仁川と仁川〜コタキナバルのどちらも飛ばしていて、比較的低価格なのが魅力。ただ実際に福岡発着でジンエアーのコタキナバル行きのチケットを探すと、仁川空港での乗り継ぎの時間が合わなかったり売り切れだったり…今後の便数増に期待したいところです。

他にエアプサンチェジュ航空も仁川〜コタキナバル路線を先月から再開しています。チェジュ航空は関空〜仁川間も飛んでいて、先ほど調べたら7月の関空発コタキナバル往復チケットが約6万円から販売されていました。

※韓国は現在ビザがないと入国できません。乗り継ぎの際は仁川空港で入国しなくていいように各航空会社にご確認の上、コタキナバルまで通しのチケットを購入されてください。

他にもエアアジアが今日7/1からバンコク〜コタキナバル、9/5からマニラ〜コタキナバル路線を再開予定。タイ、フィリピン、シンガポール、韓国などにお住まいの方は日本から以上にコタキナバルに行きやすくなりますね。

コタキナバルのコロナの状況

先週末のサンデーマーケットの様子

現在は感染状況も落ち着き、以前のような外出制限やワクチン未接種者の入店制限はなくなっています。

ホテル、ショッピングセンター、キナバル公園、島のビーチ、市場やサンデーマーケットなどは通常営業で、街中では韓国や欧米からの観光客の姿もちらほらと増えてきているようです。

一方、この2年半で閉店してしまったお店もあったり、新しいホテルやお店がオープンしたり、コロナ前のインバウンド旅行者の4割以上を占めていた中国からの旅行者が全然いなくなっていたり、以前よりずいぶん物価が上がってたり…と、変わった部分も色々あります。

コロナ前のガイドブックに書いてある営業時間や料金と違う!ということは多々あるかと思います。このブログで紹介していたお店も閉店したり、データが変わっているものもあるので、コタキナバルに戻ったら追々アップデートしていきます。

以上、2022年7月1日現在の状況です。入国のルールなどは今後変更になる可能性もありますので、渡航の際には在マレーシア日本大使館マレーシア観光局のサイトなどからも随時最新の情報をご確認ください。

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