ラブアン島は第二次世界大戦下の1942年に日本軍に占領され、「前田島」という名前で統治されていました。
コタキナバルやクンダサン、サンダカンなどサバ州各地に第二次世界大戦の犠牲者を悼むメモリアルパークがありますが、いずれもイギリス、オーストリア、ニュージーランドの戦没者のもので、ボルネオ、少なくとも現マレーシア領内で日本政府によって建てられた慰霊碑があるのはここラブアン島の平和公園だけだと思います。(コタキナバルの日本人墓地内にも小さな慰霊碑はありますが)
この慰霊碑が建てられている平和公園は1945年に日本軍が降伏した際に連合軍との間で正式な調印が行なわれた場所で、サレンダーポイント(降伏地点)とも呼ばれています。
英語、マレー語、日本語などで当時の歴史を解説するプレートが設置されているので、ぜひじっくり読んでみて下さい。
PEACE IS THE BEST.
公園の目の前はビーチになっていて休日には家族連れがのんびりピクニックをしていました。
なお、この平和公園は島の東岸に面していますが、島の西岸側には日本軍と戦った連合軍兵士の膨大な数の墓碑が並ぶ戦没者墓地もあります。
■PEACE PARK
アクセス:ラブアン島中心地から車で15〜20分程度。東側の海沿いの通り。