むかしむかし、マレー半島のスズ鉱山で働く中国人労働者のスタミナ朝食メニューとして生み出されたのが肉骨茶(バクテー)。漢字の名前をみても???という感じですが、豚肉のいろいろな部位を漢方ベースのスープで煮込んだ料理です。
元々朝食メニューだったこのバクテー、コタキナバルではなぜか夜のメニュー。ほとんどのバクテー屋さんは夕方6時頃からオープンします。(昼間は別メニューの食堂になっていることが多い。)
コタキナバルで多くのバクテー屋さんが集まるのがガヤストリート。有名なのはジェッセルトンホテル向かいの祐記肉骨茶(写真)。そしてそこと人気を二分するのがその近くウィスマムルデカ寄りに道を入った角にある新記肉骨茶です。
どちらも美味しいので、おすすめは好みの問題ですが、大きな違いは祐記肉骨茶では肉の部位や具ごとに別々のスープで煮込まれ、別々のお椀で出てきます。新記肉骨茶では土鍋でぜんぶ一緒に煮込まれて出てきます。
あとはサイドメニューなどの違い。祐記肉骨茶はポットでお茶が出てくるのがうれしいし、レタスのオイスターソース炒めも口休めにおすすめ。新記肉骨茶の付け合わせの搾菜のにんにくオイル和えも美味しいです。
甲乙つけがたいので、肉骨茶好きな方はぜひどちらも行って食べ比べてみて下さい!