マレー語の読み方

マレー語はアルファベット表記なので、観光客の方でも比較的簡単に、看板を見つけたり、メニューを頼んだりしやすいという利点があります。ただ時々ローマ字通りに発音してもうまく通じない場合があるかもしれません。
これだけ押さえておけば大丈夫、なマレー語の読み方の特徴をご紹介します。

ポイント1
単語の最初の母音がeの場合は「エ」よりも「ウ」に近い発音になります。
お店を意味するkedaiもケダイではなく「クダイ」です。
ありがとうのTerima kasihもテリマカシよりテゥリマカシが正しい発音になります。
いろんな例外もありますが、それ以外はだいたいローマ字通りに読めば通じます。

ポイント2
「c」の発音はchになります。ちゃ,ち,ちゅ,ちぇ,ちょの発音です。
なので英語のcameraをマレー語ではkameraと表記したり、クリスマスchristmasはkrismas、computerはkomputerと表記したりします。こういう英単語のマレー語化も結構多いです。あとはマレー語ではx(エックス)は使わないので、taxiもteksiにexpressはekspresになっちゃいます。こういう馬製英語を街で探してみるのも面白いですよ。

ポイント3
地図や標識には略語も結構使われています。
覚えておくと便利なのはjln.=jalanジャラン「○○通り」、lrg.=lorongロロン「○○通り」(ジャランより小さい路地)、kg.=kampungカンポン「○○村」、tg.=tanjungタンジュン「○○岬」など。
同様に、地元の人たちが使う携帯のメール(sms)は文字制限があるので、メールの文章では意味の通じる範囲で母音を省略しまくります。「Aku mau pergi Centre Point. Kamu ada di mana sekarang?」(私はこれからセンターポイントに行くよ。あなたは今どこ?)という文章が 「Ku mo pi CP. ko d mn skrg?」というような文章で送られてきます。ある意味暗号解読です。

ポイント4
マレーシア語とインドネシア語は文法や語彙などが共通しているかなり近い言語なのですが、コタキナバルで話されているマレー語は地理的にインドネシアに近い分標準マレーシア語よりもインドネシア語に近い部分があります。こちらの人がよく使っている単語をマレー語辞書で調べたけど載っていなかったのにインドネシア語辞書で調べたら載っていた、ということもよくあります。

コタキナバルは英語でも十分用が足りますが、現地の言葉に触れてみるのも旅の醍醐味。覚えたマレー語はどんどん実践で使ってみてください。きっと喜ばれますよ。

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