マリンドエアに乗ってみた。

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日本にお住まいの方のほとんどが名前すら聞いたことがないであろう航空会社「マリンドエア」。インドネシアのライオンエアとマレーシアの会社の合弁で昨年設立された航空会社で、コタキナバルからはクアラルンプールへの路線を飛ばしています。

コタキナバル-クアラルンプール間は他にマレーシア航空とエアアジアが一日何本も飛んでいるので、この会社の存在をすっかり忘れていたのですが、今回クアラルンプールに行くのに直前で三社の料金を調べたらマリンドエアが一番安い!

というわけで初マリンドエア、利用してみました。

※2016年12月に再度利用したら、以前よりさらにサービスが良くなってました。変更点は赤字で追記してます。

LCC価格でほぼフルサービス

ほとんど知られていませんが、このマリンドエアは安い料金にも関わらず、

・預け荷物ひとり15kgまで無料 2016年現在、預け荷物の無料範囲は路線によって異なり、コタキナバルークアラルンプール間は30kgまで無料!
・WEBチェックイン時に無料で座席選択が可能、カウンターチェックインも無料
・お菓子、お水付き
・各座席にエンターテイメントモニター付き

と、エアアジアだと有料のサービスがどれも無料でついてきます。座席の間隔もエアアジアより広いです。フルサービスのエアラインとほとんど変わらないサービスで、一体どこで利益を出すのか心配になってしまうほど。

機内食の販売もあり

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お菓子とお水のサービスはありますが、ちゃんとした機内食は有料です。ナシレマ、ロティチャナイ、チキンブリアニ(写真下)などのマレーシア料理(ややスパイシーなメニューが中心)で一品RM12。機内誌や機内食のメニューがなくて何を選べるのかCAさんに聞かないとわからないので、機内食が必要な方は事前にオンラインで予約しておいた方がよさそうです。

2回目の利用では無料でピザトーストとマフィン、お水、コーヒー、ジュースのサービスがあり、機内食の販売はなくなっていました。

USB充電ができるモニター、機内WIFIは未対応…

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各座席にモニターが付いていて、これが日本語にも対応。映画、テレビ番組、ゲームなどが楽しめます。映画は全部で20本弱で、ちょっと古い&マイナーなハリウッド映画とアジア映画いろいろ。邦画はありませんでしたが、ハリウッド映画は日本語吹き替えが選べました。

モニターの下にはUSBの差し込み口があり、ここでスマホの充電が可能。自前のUSBメモリーを挿せばメモリー内の音楽を再生したり、写真やPDFなどのファイルを開くことも可能です。

ただし、イヤホンは無料ではなくてRM15での有料販売。映画を見たり音楽を聞いたりしたい方はマイイヤホンを持って乗ることをおすすめします。
イヤホンも有料ではなく全員に配布されるようになりました。

なお、マリンドエアのウェブサイトでは「WIFI ONBOARD」と謳われていますが、今回乗った機材では機内Wifiはまだ導入されていませんでした。それがちょっと残念だったところ。

クアラルンプールでの利用ターミナルはKLIA

マリンドエアのクアラルンプール発国内線は就航以来エアアジアなどが利用するLCCターミナル「KLIA2」を利用していましたが、2016年3/15より、マレーシア航空などと同じ「KLIA」に移りました。

これまでもマリンドエアの国際線の一部はKLIAを利用していたので、すべてKLIAに統一されるとマリンドエア同士の国際線⇔国内線乗り継ぎは便利になりますね。

一方、エアアジアでクアラルンプールまで行ってKLIA2でマリンドエアに乗り継ぐ予定だった方は、今回の変更によって空港間の移動が必要になりますのでご注意ください。

コタキナバル側の発着ターミナルは全航空会社ともに第1ターミナルです。

日本からクアラルンプール経由でコタキナバルに来るのに使うなら、荷物もそのまま乗り継げるマレーシア航空やエアアジアが便利ですが、クアラルンプールーコタキナバル間の単独利用であれば、マリンドエア、かなりおすすめです。

Malindo Air
クアラルンプール〜コタキナバル間毎日6便運行

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